Let's "Ply-on-the-Fly"!

 
といふわけで。
 
試してみた方はいらつしやるだらうか。
先日紹介したこの技を(リンク先はヴィデオ)。
Navajo Ply on the Flyといふこの技は、Tammy Rizzoといふ人が考案したものらしいのだが、紹介してゐるのはRosemaryで、考案者とは現在連絡がとれない状態だといふ。
詳しいことはこちらでひとつ。
 
ヴィデオで見るとかなり手間がかかなりさうな印象を受けることもあるだらうが、実際にやつてみると単糸を紡いでナヴァホ撚りにしてスピンドルに巻き付けるまでの一連の作業はそれなりに流れるやうにできる。それはもう、ほんたうに「こんなにかんたんでいいの?」つてな勢ひでできる。
 
そんなわけで、もうすつかりこの技の虜ではあつたりする。
 
My First "Ply-on-the-Fly" yarn
 
といふわけで、先週昼休みにせつせと紡いでゐたのがこれ。
毛は去年の東京スピニングパーティー羊工房MASAKOで購入した草木染めメリノ十色パックの一。スピンドルCascadeのSt.Helens。1 ozだから28gくらゐ?
久しく紡ぎから遠ざかつてゐたので、テレビゲームのRPGで長いことセーヴせずに全滅したあとみたやうな紡ぎ具合になつてゐる。
 
この技、weblogでもRavelryでもかなりとりあげられてゐるので、あらためてここであれこれ云はんでも、と思つてゐたのだが、とても気に入つてしまつたので、つい。
 
しかし。
んー、ひよつとして本邦では独楽の部分が上にあるスピンドルはあまり流行つてゐないやうなので、この技自体も試してみやうといふ向きは同じくあまりないのかもしれんな、とも思ふ。
この技は、独楽が下にあるスピンドルでもできないことはない。単糸を紡ぐときは輪つかの部分を独楽の下にかけて、単糸を長めにとつて軸に巻き付ければいいやうに思ふ。
とは云へ、紡ぎをはじめるとスピンドルでは飽き足らずに紡ぎ車を求める人が多いからやつぱりやらないかなあ。
 
そんなわけで友人と、「本邦にもKundertだとかBosworthだとかのスピンドルを扱つてくれるところがあればいいのにねー」といふ話になつたが、まあ需要が見込めないし、条件がきびしかつたりするのかなあ。
 
それともやつがれが知らないだけで、すでにさういふところがあつたりするのだらうか。