春遠からじ

 
タティングレースのモチーフ
 
TATTING WITH VISUAL PATTERNSに出てゐるドイリーの中心部分。四つのモチーフをつなげてゐる。
本ではこのまはりをチェインで何周かして、その後中心部分を形作つてゐるモチーフを外向きにつなげるやうになつてゐるのだが、本を見た時から真ん中部分だけでもおもしろさうと思つてゐた。
 
使用糸はDMC Cebelia No.20。さくら色とでも呼びたいやうな春めいたいい色なのだが、セベリアらしくなく結んだ感じはかたい。セベリアといふよりはコルドネつて感じ。コルドネにはもうこんな色はないけどね。同じ糸でも色によつてちがふといふので、さういふアレかもしれない。
 
タティングレースのモチーフ
 
そのせゐもあつてか、かなりきつく結んでしまつたやうな気がする。やつがれはどちらかといふと結び方はきつくないのだが、結び目を寄せる時にきつくしてしまひがちだ。それが今回はどちらもきつい感じ。むう。
でも色がきれいだから、ま、いつか。
 

こんな感じ

 
といふわけで。
とりあへず十四段編んでみた感じ。
 
Ene's Scarf in Progress
 
毛糸はAvirlで購入したシルクウール3/15。毛が七割、絹が三割。66グリン、とある。お店で見た時はオリーヴがいい色だなあと思つたのだが、長さが足りないやうに思つた。それでいろいろ見比べてこの色にしたのだつた。多分ダークグリーンぢやないかな。
はふつておくとこんな色ばかり選んでしまふ。あとは青系。
実はexperimentのダイヤドミナみたやうな色とかJawywalkerのダイヤミュゼのやうな色は自分で選ぶ糸にしては少数派の色合ひだつたりする。ほんとにはふつておくと茶系とか白黒とか青系ばかりになつてしまふのである。危険危険。
 
まあ何度も書いてゐるやうに、色の好み特に毛糸の色の好みは編み物をするやうになつてだいぶかはつたんだけどね。
 
毛糸はやはらかくて、編んでゐてつるつるした感じがする。つるつるした感じといふか、どんどん糸が送られてきてしまふといふか。なので毛糸の時はあまりしないのだが、左手の各指に糸をかけるやうにして編んでゐる。
 
Ene は昨日も書いたとほり、作り目と一段目にえらく苦労したけれども、その後はまあ順調。一段目を編むことで模様の基礎ができあがるので、あとはそれに従つていけばいいので間違ひが少なくなるからだと思ふ。
裏がほとんど裏メリヤス編みであることと裏を編む時にケーブル部分から針に目を戻す時にえらく苦労するのであまり進まないが、まあ仕方がないのでのんびり編むつもり。
 
これまで家にゐて時間がある時はBanffをちよこちよこ編んでゐたのだが……そしてなんとか前身頃もあと少しといふところまできたのだが……まづかつたかな。