Norwegian Purl

ROWAN Denim でひたすら編んでゐた時のこと、裏メリヤス編みをしてゐて左手の人差し指が痛くてたまらなくなつた時があつた。
たた&たた夫の編物入門を手本に左手首を返す方法で裏メリヤス編みを編んでゐたのだが、どうやら人差し指の動きに頼り過ぎてゐたらしい。
ROWAN Denim はきつちり編む必要がある上、綿の糸といふのも負担がかかる原因だつたらしい。

この時から気になつてゐる編み方がある。
Norwegian Purl だ。
なんでも裏メリヤス編みを編む時に、左手にかけた糸を手前に持つてこない編み方だといふ。すなはち表目を編むのと同じやうに糸を持つて編む裏目なのだといふ。

PDFはこちらからダウンロードできるが、やつがれにはこちらの方がわかりやすかつた。

ことばで説明するのはむづかしいので、興味のある向きには是非リンク先を御覧いただきたい。えうは左手の動きをすべて右手で吸収するやうに編む。

なるほど、この編み方だと左手にはほとんど負担がかからない。右手の動きがかなり多くなるが、慣れれば案外いいかも。
また慣れてみないとわからないが、今のところ通常の編み方の倍以上の時間がかかるやうな気はする。
まだ編み始めたばかりなので編み地がどうなるのか気になるところである。やつがれは裏メリヤス編みがゆるくなりがちなので、それが解消されるやうならこつちに乗り換へてみやうかとも思ふ。

ちよつと今試し編みをしてゐるものがあるので、それをこの「ノルウェー式裏メリヤス編み」で編んでみることにしやうと思つてゐる。

……でも普通の人は慣れた編み方を変へてみやうなんて思はないのかな。