東京スピニングパーティ

二日とも参加。
実は行くまではそれほど楽しみにしてゐたわけでもなかつた。
「スピニング」といふことで紡ぎが中心だらうし、織りをする人の方が多さうな気がしてゐたからだ。
紡ぎには興味はあるけれど、織りはそれほどでもないやつがれである。
だが、かう書いたことでおわかりかと思ふが、もう実に楽しかつたのだつた。いや〜、こんなに楽しいなんてなあ。やつぱり糸つていいなあ。
だが、敢て苦言も書いておく。
あれだけの人数が集まるイヴェントだつたら、もう少し systematic でもいいのではないか。
各店舗の展示場だけならあれでもいいのかもしれない。
でも会場について最初にどこに行けばいいのかわかりづらいといふのはどうかと思ふ。
また、各ワークショップ・レクチャーなどにはもつと system が必要かと思ふ。こちらは各担当者にすべて任せてあるのだと思ふし、参加者の態度もよくないのでなんと書いたものか少し悩むが、いづれにしても参加者の民度(?)が低いのだから主催者側が工夫をするしかないだらう。
参加者の民度(?)が低いとはどういふことかといふと、たとへば「並んで待つ」といふことができないといふ点だ。呼びかけられるとわつとばかりに集まつてしまふ。そんなことしたら無秩序状態が出現するだけなのに、それを予想するだけの想像力もなければ思ひやりもない。これを目の当たりにした時は正直ちよつと退いた。「ヲレもこいつらと同じ種類の人間なのか」と思ふと目の前がまつくらになる気持ちがした、と書くと大げさかもしれないが、でもまあそんなやうな気分になつたことは確か。

などと、文句を書いてしまつた。ああ、ヲレつてヤな奴。

戦利品についてはまた後ほど。