手触りいいものフェチ

 
なんだよ、そりや。
 
まあしかしなんだ、えうは手触りのよいものに弱い。
仕上がつて、ああこんなことならもつと早くに整形しとくんだつたとつくづく思つた。
 
Cashmere Waffle Scarf
 
カシミヤ100%の糸を10号針で編んだ。
パターンは「たた&たた夫の編物入門」からワッフル編みのマフラー
 
一度洗濯機にかけて乾かしてからスチームアイロンといふ、若干無駄な手間があるやうな気もしないではないが、そんな感じで整形。
洗濯機で洗ふ時は一応「おうちクリーニング」といふモードにしてみた。手洗ひ表示の衣服を洗ふ時のモードである。
 
洗剤の香りがほどよく残つてゐるのがまたいい。
 
こどものころから手触りのよいものに弱くて、ライナスみたやうにいつでも持つて歩いたりといふことはなかつたもののタオルケットに執着してゐた。
また新井素子のやうなぬいぐるみ(やつがれ表記だと「ぬひぐるみ」だが)好きと一線を画すのは、「洗ひたての状態も好き」といふところだらう。
新井素子によると、ぬいは匂ひが染み付くのがいいらしい。こどもも匂ひの染み付いたぬいや毛布を抱いて安心するのだといふ。
うーん、さうかな。洗濯したての洗剤の匂ひ残るタオルケットもいいもんだと思ふけど。
確かに洗濯すると生地が傷むといふのはあるけどもね。
 
そんなわけで、今後あたたかい日が続くやうなら襟元には WoolCotton のメビウスマフラーかこのワッフルマフラーを巻くことにしたい。
ワッフルマフラーはちいとばかし短いがな。