World Wide KIP Day
結局。
ひとりで編み編みしてきた。
まづは行きのバスの中で。
まあこれはいつもやつてゐることではある。
そして、はじめて行く喫茶店で。
この喫茶店、平日はほぼ毎日その前を通つてゐる。ただし帰りの時だけ。
夜は酒場である。
酒場だつたら用はないな、と思つてゐた。飲まないからではない。ひとりでちよつと気取つた感じの店に入るのがためらはれるからである。
だが最近になつて昼は喫茶店として営業してゐると聞いた。
それ以来、機会をうかがつてゐた。
こじんまりとした店内は四人がけの卓子が三つほど、二人がけが一つであとはカウンタ席である。照明は落ち着いてゐるが、晴れてゐれば外から明るい光が差し込んでくるであらうことは想像に難くない。
そこで編んでゐたのがこれ。
糸がなにでなにを編んでゐるかは内緒。とりあへず一玉でどれくらゐ編めるかによつてこの先続けるか続けまいかを考へるつもり。
酒場になる前に退散。ロイヤルミルクティーは紅茶の味がちやんとしておいしかつた。
帰りのバスの中でも編む。これもいつもやつてゐること。
喫茶店は、お店の人とそれなりにお話ができればまた行きたいかも。今日はにぎやかなお客がゐてチトむづかしかつた。
もちろん編む途中でほぼ日手帳と萬年筆を取り出してちよこちよこ書き込んでみたりもした。
World Wide KIP Day といふことで、常なら家でひたすら編み編みしてゐる土曜日に外に出かけてみたが、これは案外いいかもしれない。ただ、編み図が大きな本に載つてゐたりするとチトつらいものがあるかも。今回はコピーして行つたが、あんまり無駄な紙は使ひたくないんだよね。
世界の諸都市では何人かで集まつてこのイヴェントを楽しむらしい。
明日以降の書き込みを楽しみにしてゐる。