ローワン チャンキー・ツィードで編んだマフラー

Chunky Tweed Scarf

これがローワンのチャンキー・ツィード一玉100gで編んだマフラー。針はクロバーのKNIT-OUT用棒針がついてきた。
毛糸と編み針のほかに、チャンキー・ツィード一玉で編めるマフラー・帽子・手提げの編み方と、これまた六本木のKNIT-OUTで配られたものと同じ編み方のパンフレットが入つてきた。
手提げがとてもよささうだつたのだが、おそらく編んでも使ふまい。
帽子もたいへんかはいらしかつたが、毛100$の糸で編んだ帽子をかぶつたら暑くなりすぎるだらう。
 
そんなわけで、マフラーを編むことにした。
だが、もらつた編み図のとほりには編まなかつた。
指でつくるゴム編み用の作り目を26目、中の縄編みを八目でマフラーを編み始めてみた。
基本的な編み方は、Scarf Styleに掲載されてゐるものである。一目ゴム編みを編みながら縄編みを入れる。さうすると、編み地がリヴァーシブルになるのだ。
この編み方、折り返しのある帽子やマフラーにとてもいい。実はこの編み方でブライス用のニット帽を編んだことがある。かぶり口のところを折り返しても縄編みがちやんと見えるところがいい。
 
自慢するやうだが、この編み方、案外好評だつた。_Scarf Style_ は大変人気があるし、実際KNIT-OUTに来てゐた若い人の中には持参して見ながら編んでゐるやうな感じの人がゐた。だからかういふやうな集まりに来るやうな人はみな知つてゐるものと思つてゐたのである。
 
だが、結論から云ふと、こんな編み方をする必要は全然なかつた。
なぜなら一玉では長さが足りないからである。
どうやつても裏の見える状態でこのマフラを巻くことはできない。
 
ま、表裏を気にせず身につけることができる、といふ利点はないわけではないけれど。