Ragna Cap

Viking Patterns for Knitting: Inspiration and Projects for Today's Knitterからは表紙の帽子を編んだことがあるばかり。
今回も帽子である。
パターンはRagna。本ではローワンのMagpieを使ふことになつてゐる。
今回使つたのは、ブリティッシュエロイカ。Col.152。
使用針は十号。
 
Ragna Cap
 
九月からこの方始発のバスで出勤してゐることは既に書いたが。
今や月の明るい時間に家を出る日々を送つてゐる。
この夜明け前といふのがいたく寒い。
そしてこのところおそろしいほどに髪の毛が減つてゐる。もうハゲ目前である。
そんなわけで、毛糸の帽子がほしくなつたのだつた。
まさかこの自分が毛糸の帽子をほしがる日が来やうとはなあ……。
 
これまで編み物はずいぶんしてきたが、自分用に帽子がほしいなんて、夏くらゐしか思はなかつた。しかも、夏用の帽子といふのはなんだかんだいつて暑い。
 
それがここ二三年、編むやうになつてゐるのだ、毛糸の帽子を。
もちろんふだんはほとんど被らないが、始発生活を送るやうだとほかにもほしくなるだらうなあ。
 
ところでこの帽子はほとんど本のとほりに編んだ。
本とちがふのは糸と縄編みの数くらゐで、あとはほとんどそのとほり。
たとへば、この帽子、平たく編んではぐことになつてゐる。はぐの、苦手なんだよね。だから最初は縄編みが終はつたら丸くつないであとは輪に編むつもりだつた。
 
だが、なにごともひとまづは本通りに編んでみるのがいいやうな気がした。
 
あるいはトップ。
以前拝見したものはガーター編みだつた。
これも、本を見るとどうやらメリヤス編みらしい。
 
次回編む時は、縄編みが終はつたら丸くつないで、後は輪に編むやうにしたい。
また、トップは……うーん、メリヤス編みもいいし、ガーター編みも捨てがたいといつたところ。
 
Ragna Cap
 
悩みが二点。

  1. 仕上げ方
  2. 縄編みが痩せてゐる

 
帽子の仕上げ方にはいつも困る。ワッチキャップなら平たくしてそのままスチームアイロンだが、今回みたやうな場合は中にタオルを詰めてその上からスチームアイロンをあてた。タオルはいいのだが、抜く時に帽子をひつぱりがちである。仕方ないのかな。
一度、風船を使つたらどうだらうと思つたこともある。あるいは皿。皿は丁度いいサイズぢやないとなあ。それに気をつけないと割りさう。
 
縄編みが痩せてゐるので、とつても下手に見える。ま、下手だから仕方ないんだけど。もつとふはつと編まないといかんかなあ。
 
いづれにしても、明日から早速かぶつて出かける予定。
でも明日から平年並みだつて?
ま、夜明け前だから寒いことにかはりはあるまい。