高価な毛糸使つてさー

 
最近いいことがない。
職場でも私的な面でもなんだか心ふたがることばかり。
 
さうするといきほひ毛糸を買つてしまつたりする。
 
ペルガモで編んだネックウォーマ
 
これは、パピーのベルガモ二玉を編みきつたネックウォーマ。10mm針で作り目10目。でもしつかりネックウォーマになる。
 
編んで首に巻いてみたところ、これがすこぶるいい。
首から襟元まですつぽり包み込めて、しかも大変にあたたかい。色合ひもいい。地も厚く、ふかふかしていい感じ。
色違ひでも一つ同じものがほしくなるほどである。
 
ベルガモは、細いナイロンの糸にロービングした毛糸をふはふはと絡ませてある糸である。この撚りのない(あるいは甘い)ふはふはとした部分が、実にきもちがいいのである。
うーん、あなどれん、ペルガモ。
 
ベルガモで編んだマフラは「毛糸だま」冬号の表紙にも出てゐる。こちらは五六玉使ふんぢやないかな。
 
10mm針は使ひづらいし、ベルガモはほどきやすい糸ぢやない。どちらかといふとほどいてはいけない糸だと思ふ。ほどくとふはふはした毛糸のふはふはが小さくなる気がする。
しかし、この出来は編みづらさを補つてあまりある。
 
明日余裕があつたら、このネックウォーマ用のボタンを買ひに行く予定。