Mission Falls 1824 Wool

 
なんといつても色の豊富さがこの毛糸の特徴だと思ふ。
 
加奈陀の糸。
例によつてラベルの記述は以下のとほり。
 
Mission Falls 1824 Wool
100% Merino Superwash。78m/50g。
針のサイズは5mm。日本だと10号か。
ゲージは18目×24段。
 
Mission Falls 1824 Wool in Curry
 
これは013 Curryといふ色。カレーといふよりはチャツネつてこんな感じかなあといつた色で、黄土色あるいはカーキ色とはちよつとちがふ、やつぱり「カレー」かなあといつた微妙な色合ひである。
 
ラベルだけ見るとローワンマグパイと似てゐるが、実際手に取つてみると、糸はマグパイより細い感じがする。撚りは同じやうな強さ。Mission Falls の糸の方がやはらかい。とにかくやはらかい。
実際に編んでみるとマグパイとほぼかはらないゲージがちやんと取れるので、マグパイの方が糸がふつくらしてゐる(あるいはさう見える)といふことだらうか。
糸はたいへんやはらかい感じがするが腰がないわけではない。縄編み模様などもくつきりと浮き出る。
 
マグパイも実は色は豊富〈33色くらゐあつたと思ふ。但し既に完売してゐるもの多数〉なのだが、ツイード系のものがあつたり微妙な色合ひのものが多いやうに思ふ。
 
一方このMission Fallsだが、糸を並べると自然とグラデーションになるやうな感じになる。店頭で色別にいくつも並んでゐるところを想像しただけでうつとりだ。
 
少し細めの糸できつちり編んでみたいやうな気がする。
 
…………今後手に入ることがあれば、だが。
 
途中編み間違へてほどくことが幾度かあつたが、ほどいても糸がやせない。編んだ直後だからだらうか。