クイーンアニーで編んだ Firefighters Socks

 
この冬、一番活躍してゐるのは今のところ一番新しいくつ下、パピーのクイーンアニーを5号針で編んだFirefighters Socksである。
 
まづ、編み地がふつくら厚い。踏みしめた時にふんはりと感じる。今回はぴつたりしたサイズで編んだが、少し大きめに編んで薄手のくつ下の上に重ね履きしてもいいだらう。
編み地が厚いのであたたかい。
洗濯に耐へる。
編み上げてから二十日ほど。既に何度か履いてゐるが毛玉ができてない。
 
いやー、クイーンアニー、いいね。よすぎるね。
今度はやはりなにか着るものを……と野望はつきない。
 
Firefighters Socksは、つま先から編み始めるくつ下である。
つま先は8の字の作り目から編み始める。トルコのくつ下とはちがつて、先に針に必要な作り目を作つておいて針にかかつた目を編みながら目を増やしていく。
編み方の詳細はリンク先参照のこと。
つま先から編み始める方法もいろいろあるが、これは一番かんたんなのではないか。不要な糸が必要といふこともないし、トルコのくつ下のやうに脇から目を拾ふこともない。
ただし、つま先部分の強度が少し頼りなく感じることもある。ま、これはやつがれの編み方が下手だからかもしれないが。
 
踵は引き返し編み。
脚はゴム編みの一種で、表目三目×裏目三目の段と一目ゴム編みの段を交互に編む。この模様がはしごのやうに見えるので「Firefighters Socks」と名付けた由。
編み方とほりに編むと、ゴム編みがかなり足に近い位置からはじまることになる。その結果、足首がないやうに見える。えうは足首部分が太く見えるのだ。
 
家で履くので全然気にならないが、気になる人は踵を編み終はつた後、メリヤス編みを少し足すといいと思ふ。
 
ほんたうは二三足編んで履き回すといいのだらうが。
現在家族用を編んでゐる。