メビウス・ショール

 
ひとまづスチームアイロンをかけてみた。
 
Moebius Shawl
 
毛糸: リッチモア・フォー・ロハス カシミヤ・トルファン Col No.1 三玉強
針: 五号輪針
出典: A Treasury Of Magical KnittingからWhite Lacy Shoulder Wrap
 
先日「ロハス」のことをくさしたが、ほんと、糸には罪はない。
カシミヤ・トルファン、いい糸である。
多少撚りが弱いかな、と思ふこともあつたが、それもほとんどは作り目から目をひろふ時だけのことだつた。メビウスの輪状に編む時は、作り目の次の段を編むのがかなり大変である。特に上記の本に出てゐるとほりに編む時は一段目の前半がかなりきつい。よつて、ここは大抵の糸でも同じやうなことになると思ふ。
 
メビウスの輪状に編むと、その特性からブロッキングしづらい。はつきり云つてできないと云つてもいい。かけ目模様の大きなかういふ編み方でもそれなりに見えるのも糸の力かと思ふ。
 
それになにより編んでて楽しかつた。このショールが思ひのほか早くできたのも糸の力によるところが大きい。
 
ショールは編み方のせゐもあるかもしれないが、てろんとした感じである。これからの季節向きでよいと思ふ。