新たな技に挑戦中

 
といふわけで、四足のくつ下の二、Lichen Ribbed Socks にも着手。
 
Lichen Ribbed Sock in Progres
 
御覧のとほり、輪針一本で編んでゐる。
すなはち Magic Loop である。
 
くつ下を編み始めてからといふもの、ずつと DPN派だつた。DPN、Double Pointed Needlesである。輪針二本で一足のくつ下を一度に編むのも試してみたが、編んでゐてなぜか心浮かなかつた。糸がからまりやすいせゐかもしれないし、輪針の扱ひがどうにもうまくできなかつたせゐかもしれない。
 
そんなわけで、Magic Loop もやつがれ向きではないかもしれないと思つてゐた。
 
しかし世の中、やつてみなければわからないものなのである。
 
つまり、Magic Loop、案外いいぢやん、なのだつた。
輪針一本で編んでみて、なんで輪針二本は好かなかつたのかわかつた。
編んでない方の輪針が邪魔だつたのだ。
Magic Loop の場合、編んでる最中両脇に飛び出るコードの部分が邪魔なんぢやないかといふ気がしてゐたが、編んでみたらそれほどでもなかつた。
うーん、今度はこれで一足を一度に編む、だらうか。
 
Magic Loop の編み方(? 使ひ方?)については、ずつとこちらのページを参考にしてゐたが、本邦にはもつとすばらしいページがあるのだつた。
しろまるさんとこのこちら。さあ、みなさんで、Magic Loop を是非!
 
ちなみにMagic Loopで編んでみたいくつ下は、これ
 
このくつ下の踵は Welsh Heel といふ編み方をしてゐる。
まだ履いてはみてゐないものの、なんだかよささうな踵だ。
ちよつと船底みたやうな感じのする踵である。この丸い感じは Turn Heel の時に踵の真ん中あたりで中央にむかつて減らし目をすることで生じてゐるものと思はれる。この時、両端は編みはじめの時にかけ目をして次の段で二目一度して消すやうに編む。
 
Welsh Heel
 
Madder Ribbed Sock も、この Lichen Ribbed Sock も「いろんな踵やくつ下を編んでみたい」といふ衝動から編み始めたもの。これまで編んだことのないものを編むといふのは、案外楽しい。