ビーズ入り

 
「毛糸で編みたい」なんぞと書いておきながらなんだが。
 
夏になると職場でキーポードに向かつた時に机についた腕が「いやん」な感じになることはないだらうか。
以前はリストレストを使用してゐたので気にならなかつたが、最近とみに気になる。なるべく長袖を着るやうにしてゐのだが(これは通勤電車対策でもあるのだが)、仕事中は上着は脱ぐこともあるしね。
 
そんな時に、ひよつとしたらこれはぴつたりなのではなからうか。
といふわけで編み始めてみたのがこれ。
 
Perdita in Progress
 
Knitty Summer 2006 の Perdita は Lilac である。
 
刺繍はほとんど刺さないが、我が家にはDMC 5番がたくさんある。結ぶからだ。だが、結ぶには1かせあれば充分といふか十分過ぎるほどだ。従つて1色につき1かせしかない。そして大半は一度は使つたものが多い。
そんなわけで量に不安があつたので、急遽エミーグランデにトーホーの丸大ビーズをとほして編み始めた。針は0号。ビーズ入りの時はメタル系の針を使ふことが多い。
 
ビーズの編み入れ方はOdessaと一緒。しかしビーズに比して糸が細いせゐかちよつと埋もれ気味。裏から見るとこんな感じだ。
 
Perdita in Progress
 
これ、つけた直後はひんやりするだらうなあ。
 
考へてみれば今年の夏は「ビーズ入りのかぎ針編み」をする予定だつた。もう七月になるが、まだひとつもビーズ入りのかぎ針編みなんてしてゐない。
うーん、ちよつと路線を変更するかな。
 
実はこれを編むのにビーズ入れの袋を探したところ、見つからないことに気がついた。
書店でもらつたビニールの袋に入れてゐたのだが。
倒れたら中身があふれ出るほどに入れてゐて、かなり重たい。さうさうなくなるはずがないものだ。時折中身を取り出してはうつとりする在庫確認することにしてゐるので別のところにおいた記憶もない。
 
むむむむむ。
 
ま、それでも入りきらずによそにしまつてゐた分があつたので今回の運びになつたわけだ。
このビーズ、ちよつとくすんだ青で、白つぽい糸(生成りだけど)に通すとそのくすんだ部分が薄れる。夏向きにさはやかな色合ひなんではないかと思ふ。
 
やはりビーズを取り入れた作品といふのはいい。
ビーズタティングもいいなあ。