編んでみた

 
とりあへず、ダイヤマフィンのOdessaを編み上げた。まだこれから洗つて整形する必要がある。
 
Odessa with Dia Muffin
 
かなりゆるく編んであるので、かけ目の次の目がゆるんで見える。うまく整形できれば擬似レースつぽくできるかも。
かぶつて見た感じはゆるやかに頭にそふといつたところで悪くない。30gくらゐだからとてもかるいし。
 
ダイヤマフィンは綿100%の糸でベビー用毛糸として売られてゐることが多い。たいへん好きな糸だ(つておまへには嫌いな糸はないんかい、と突つ込まれさうやな)。理由は今回使つたこの糸である。ベビー用なのに濃いベージュといふか薄い茶色といふか、そんなやうな色なのだ。
本邦でベビー用毛糸つていつたらパステルカラーばかりなのに、である。
もちろんダイヤマフィンにもパステルカラーの糸はある。中でもクリーム色の糸はちよつと黄みがかつてゐて、これがなかなかよい。
しかしやつぱりこの色だな。この色につきる。ほかのベビー用毛糸にはない色だもの。少なくとも本邦のベビー用毛糸にはほかにないと思ふ。
Debbie Bliss など海外のベビー用・子供用編み物作品にはかうした色やもつと渋い色を使つたすてきなものがいくらもあるのにねえ。
 
田嶋陽子といふ人が「赤ちやんが生まれて男の子だつたら水色、女の子だつたらピンクの服を着せるところから差別は始まる」といふやうな発言をしてゐて、三宅某といふ人は「そんなバカな話があるか」と反論してゐる。
田嶋陽子は好かないが、しかし、この意見は正しいやうに思はれる。この意見に反対する人は、きつと「赤と青とどつちがいい?」と訊かれて「青(赤)!」と答へた時に、「ダメ。青は男の色だから(赤は女の色だから)」とか云はれて不本意な方を選ばされた経験がないのだらう。
幼稚園にあがる前から赤と青があれば青、赤と白があれば白を選び、男の子が一緒にゐると必ず自分と選んだものとちがふ色を与へられてきたやうな、そんな人間の気持ちはわからないのだ。
 
閑話休題
♯つて閑話ばかりですが。
 
とはいふものの。
やつぱり毛糸+ビーズにはかなはないなあ。
 
Odessa in Progress
 
ビーズを編みこむ手間があるにも関はらず、がんがん進んでしまふ。
ビーズ好きだからなあ。
それに編み物は毛糸に限るのかもしれない……。