Spinning Monkey

 
英語で書くとアレかもしれないが。
えうは「サルのやうに紡いでゐる」、である。
 
Warm and Cool
 
これはスピンドルと一緒にもらつたメリノ十色パックを紡いだもの。通称「赤の時代」と「青の回帰」。三番目に紡いだ糸(もどき)が「青の時代」なので五番目のこの糸(もどき)は「回帰」なのである。すなはち赤つぽいのが四番目に紡いだ糸。
赤い方は極太状態だが、青い方は太い細いのあるものの、52gで157mくらゐある。合太くらゐ? ま、糸の太さが平均してゐれば、な。
 
毛糸だま状態になつてゐるのは、即使ふつもりだつたからだが。
うーん、ほんとはこのふたつをあはせて使ふつもりだつたんだよなあ。
ところが紡いでゐるうちにどんどん糸の太さがかはつてきて、どうにも一緒に使ふにはどうよといつた糸(もどき)同士になつてしまつた。
むう。
 
なにに使つたものかなあ、と、ぢつと手を見る日々。
ところでどちらも握るとふはつとやはらかく、なんともいい感じなのはやはりメリノだからか。
 
Polwath
 
一方こちらは六つ目の糸(もどき)になる予定のポロワス。双糸にするスピンドル一杯に糸を巻き付けてしまつたので、そちらだけ先に撚り止めしてみた。それと単糸と双糸。
ポロワスは去年の東京スピニングパーティーで購入したもので、こちらにもとの形が出てゐる。100gだつたはず。
撚り止めしたものは48gでおよそ150m。糸の太さは断然均一になつてきてゐるものの、これを紡いでゐた最中は突然憑き物が落ちたやうに紡げるやうになつた瞬間があつて、調子にのつたせゐだらうがスラブな部分に撚りがかかつてゐないところがあり、双糸にしつつぶちぶち切れて閉口した。
今はスピンドルをまはしてゐる最中にスラブをのばすこともできるやうになつてきてゐるので、さらに均一になつてゐる……と思ひたい。うむ。
 
そんなわけでついさつき、全部糸(もどき)にしてしまつた。これから双糸にするわけだが、まあこれは時間がかかるのでのんびりやつていくつもり。
 
さて。
これで手持ちの繊維は

  • ペレンデール
  • シェットランド
  • 十種類パック

といつたところか。
次になにを手にするべきか。
むむむむむ。