たまらん

 
いくらなんでもこれ以上貯め過ぎてはいかん。
といふわけで、先日双糸にしたポロワスでThe Comfort Shawlを編み始めた。
 
Handspun Polwarth Shawl
 
毛糸の太さは中細から合太のあひだ、と云ひたいところだが、それくらゐのあひだでいろんな太さがあるといつたところか。しかも異様に細い部分もある。当然のやうにそこに撚りがあつまつてしまつてかたくなつてしまつてゐる。
 
ところが。
 
これが、編んでゐてとても楽しい。
なにが楽しいつて、糸がとてもやはらかくて気持ちいいのだ。左手の指のあひだをすべつてゆくあひだにとろけてしまふのではないかと思はれるほど。
ポロワスつて、かうなんだ。
 
それでなくても、このポロワスを紡いでゐるあひだに長く毛を引き出すことができるやうになつたり、それまでスピンドルを止めておかなければのばせなかつたスラブ部分をまはしてゐるあひだにのばすことができるやうになつたりと、いろいろ印象深いことがあつた。
 
うーん、ポロワス、好きになつちやふなあ。
 
写真の状態は50gほどを編み終へたところ。50gでこんなに編めるのか、とおどろくことしきり。ほぼ100gあるんだけれども、かなり大きなショールになりさうだ。それも相当軽いショールが。
 
手紡ぎの糸といふのはかういふものなのだらうか。
したらこの前購入したブルーフェイスのトップ200gであのショールも編めるかも。
 
以前も書いたがポロワスは去年の東京スピニングパーティで購入したもの。ところどころミルクティー色に染まつた原毛だつた。当時は紡ぐか紡がないか半信半疑だつたけれど、買つておいてほんたうによかつた。
ありがたう、去年のヲレっっ。