なんの変哲もない帽子

 
アフガン編みのマフラーを編み始めたのが2004年の9月。
それを今年、やつと完成させた。しかし、使ふにはもうあたたかすぎて、トホホである。
 
マフラーを仕上げた直後に編み上げた帽子もそんなわけで、使つてゐない。今度の秋冬用、かな。
 
Tunisian Crochet Hat
 
毛糸はROWAN Felted Tweed SH147。
針は8号。
2008/3/8に編み初めて完成。
「アフガン編みの小物―スローライフで手編みを楽しむ(asin:4834722066)」に掲載されてゐるプレインアフガン編みとねじりアフガン編みの帽子である。
 
これを編んだのは、せつかくアフガン編みに慣れてきたところだからもうひとつなにか作つてみやうと思つたのがひとつ。
またこれを編み始める前日だかに、こちらはかぎ針編みだつたがなんの変哲もないこま編みの帽子をかぶつたすてきな若いお母さんを駅で見かけたから、といふのがある。一部分だけ玉編み(多分。あれはパプコーン編みではなかつたはず)が入つてゐるだけの、実にシンプルな灰色の帽子で、おそらくは買つたものなのではないかと思ふが、しかし、そのなんの変哲もなさがとても気に入つてしまつたのだつた。
 
編み方はシンプルだが、糸がいいのでなんともいい表情の帽子になつた。
下手な人間が編んでもかうなんだから、うまい人が編んだらもつと素敵なんだらうなあ……。
 
アフガン編みは、編み地がおもしろい。
どうも自分は「テクスチュア系」なんだなあと思ふ。
夏用に、綿の糸で帽子を編みたいなあと思つてゐる。
あ、アフガン編みで、ね。