三人寄れば文殊の知恵

 
おそらく「三」といふのはいはゆる Magic Number なのだらう。
それより多いと収拾がつかないし、二人では対立する結果に終はり、一人だと埒があかない。
 
と、つい最近思ふことがあつた。
職場でのことだ。
三人でああでもないかうでもないと話し合ふのだが、これがまつたく平行線をたどるばかり……。
おや?
 
もとい。
 
そんなわけで、「連続編みモチーフの模様集(asin:4529045889)」がやつてきた。
すでにreviewもあるやうなので、かんたんに。
実はすでに書店で中身を見てゐた。
肝の部分は予想どほりだつた。
すなはち、中心の円の部分をまづ編んで、半分あるいはそれより少ない分量を編んだところで次につなげてゆく、といふ方法である。
これは、下田直子が「プラスチックリングを使ふと糸を切らずにつづけてモチーフを編める」といふやうなことをどこかで書いてゐたところからの類推だ。
下田直子の文章を読んだ時に、「でもそれつて別段リングを使はなくてもできるんぢやなからうか」と思つた。
それが実現するとかうなるのか、と、開いた本を手に立ち尽くすことしばし。
 
多分、ここには先人の叡智がつまつてゐる。
そんな感じ。
 
そんなわけで、No.35を試しに編んでみた。
写真を撮つたところで誤りに気がついて編みなほした。
といふわけで、写真はまた撮りなほすつもり。編みなほして、撮りなほした。
 
Sequential Motif Crochet in Progress
 
いやー、こんなのが糸を切らずに延々つづけて編めるんですぜ、ダンナ。
やめられませんな。