サンプラー好き

雄鶏社ショックの影響で、オヤの本を買つてしまつた。それも、イーネオヤとトゥーオヤと両方。
オヤはまあやらないと思つてゐるし、本屋の店頭でちらちら読んでゐたときから、「自分向きぢやないな」とは思つてゐた。
 
でも買つてよかつたと思つてゐる。
 
ひとつには、筆者の体験談がおもしろいからだ。
いはゆる「日本人メジャリーガー」の中では野茂英雄は特出してゐるとつねづね思つてゐる。
野茂は、まあ事情がいろいろあつたんだらうし、実際どうだつたのかといふのはしかとはわからないが、「日本であるていど英語をやつてからあちらに行かう」なんてこすからいことはしなかつた。
それだけ覚悟もあつたのだらうし、自信もあつたのだらう。
 
オヤの本の筆者には、野茂に感じたのと同じやうなすごさを感じる。畏敬の念に似てゐるかもしれない。
 
それと、もうひとつ、サンプラが、いい感じなんだ。
 
あちらではオルネキといふのらしい。
オヤのサンプルを各人がいろいろたくさん集めてゐるといふのである。
サンプルは布に縫ひつけられてゐて、たがひに見せあつたりするのださうな。
 
いいね。
それ、いい。
オレも作りたい。
 
が。
自分で作るとしたら、編物かタティングレースだらう。
編物、特に棒針編みの場合、ゲージ取つたときの編み地を取つておくやうだらう。
すると最低10cm四方は必要だ。
かぎ針編みだつたらモチーフなら大きさもいろいろだらうが、さうでなければ、やはり10cm四方は必要だらう。
 
ふーむ。
 
まづはモチーフとか、タティングレースとかからはじめてみるかなあ。