といふわけでもない

 
といふわけで、ストレッチ編みも進行中。
既にエクトリーの糸は編み終はつて日々マフラとして使用してゐる。
このエクトリーのE.シャルムループマジック染めといふ糸、化繊の糸で伸縮性にとぼしく、ループ糸といふこともあつて、目を落としたりした時になんともわかりづらかつた。
 
そこで、今回は REGIA シルクで編んでみることにした。
これが編み地である。
 
ストレッチ編みの編み地 REGIA シルク使用
 
………………。
人間の目つてほんたうに優秀だなあと思ふ。
やつがれの目から見ると編み地にはちやんと規則性があるやうに見えるのだが、おそらくカメラにはかう見えるのだらう。
まあ色自体も臙脂なのでやつぱりわかりづらいのかもしれない。
 
REGIA シルクで編み始めたのは正解だつた。
シャルムループを編んでゐた時にはわからなかつた目の出来方がよくわかるやうになつたからである。
シャルムループで編んでゐる時は、目を落としてしまふとなかなか探し出せず、あきらめてごまかした部分が結構あつた。ループ糸だからごまかしてもさほど目立たないからである。それにストレッチ編みは目を落としてもそこからほどけていつたりしないのでそのままで大丈夫なのだ。
 
しかし、REGIA シルクではまださういふごまかしはしたことがない。目を落とせばちやんと拾へるからだ。
 
やはりはじめて新たな編み方を学ぶ場合は、かういふストレートヤーンで編んでみるのが一番いいと思ふ。今年のKNIT OUTはそのあたり去年の経験から学習したらしい。