Rosewood の棒針

といふわけで。
 
Pretty Comfy Sock with Rosewood Needles
 
これが履き口のゴム編みと一模様編んだところ。
 
……がメインではなくて。
 
ローズウッドの棒針で編んでゐる。独逸製で、KLASS & GESSMANN の Sussane's といふシリーズ(?)らしい。
 
結論から云ふと、普段から使つてゐるクロバーの匠やニューカラーの金属の針の方が編みやすいやうな気がする。
 
最初手にした時は、なんだか乾燥しきつてゐるやうな感じがした。糸のすべりも悪いんぢやなからうかと心配だつた。しかし、糸のすべりが悪いといふことはなかつた。乾燥しきつたやうな印象も使ふうちに手の脂がうつるのだらう、次第につやつやとして編みやすくなつてきた。
 
針はかなりかたくて、竹の針のやうにはしなはない。まあ、やつがれ、竹の針を使つてゐてもそんなにしなふといふ経験がないのでさういふものなのかもしれない。だが、しなはない分、もろいのではないかとちよつと不安になる。これは慣れの問題かもしれない。
 
また削れて欠けたやうになつてゐる部分のある針があつたが、ここに糸がひつかかるといふことはないやうだ。
 
そんなわけで、次は黒檀の針……と思はないでもない。
でも、なんていふのかな、やつぱりその国その国の風土にあつた素材のものを使ふのがいいのかもしれない。
 
とはいへ竹の針もなあ、匠以外は裂けちやつて使ひものにならなかつたりするんだよなあ……
 
【追記】2006/01/10
いや、はやまつてしまつた。
Rosewood の棒針、最高。
ひとまづくつ下を一足編んだところで、すつかり手に馴染んだ感がある。
現在くつ下ばかり編んでゐるせゐもあるが、もう手放せない。
 
やはり道具は慣れるのに時間がかかるのかもしれない。
フルハルターの御主人も云つてゐた。
「道具は使つてみないとわからない」「三ヶ月くらゐは使つてみないとほんたうにその道具があつてゐるかどうかはわからない」と。
 
三ヶ月も必要なかつた。くつ下を一足(実は片方でかなりわかつた感じもするが)編んでみればよかつたのだ。
 
といふわけで、rosewood の棒針が大変気に入つた。いいぞ、これ。