うまくできない wrap 消し

 
どんどんくつ下である。
だから、ほかのものも編みたいんだつてば。
このままだとどんどん暑くなつて、ほかのものが編めなくなつてしまふといふのに。
 
Mata Hari Sock in progress
 
といふわけで、先日購入した sockyarn のうち、Interlacements の Tiny Toes を使つてみた。当然のやうに(?)Magic Loop である。
この糸、撚りは Koigu を思はせるものがある。すなはち強い。ほとんど糸割れなんてありえない感じ。但し糸自体はとてもやはらかくて編み地も同様。Koigu はどうだつたかなあ……。あまり記憶がない。Handpainted のためか、かなり色むらがあつて、それがまたちよいと味になつてゐる。これは「Blues, Purples and Greens」といふ色合ひで、「緑と紫」のピッコロ・カラーになつてゐる。
 
ほんたうは、一本の輪針で一足同時編みをやつてみたかつたのだが、つま先から編み始めて Magic Loop ははじめてだつたので、ひとまづは片方ずつ編むことにした。
 
つま先から編む方法は、おなじみウェンディさんのつま先から編む靴下。この編み方で編むのは実に久しぶり。
そのせゐばかりとはいへないが、どうも wrap 消しがうまくいかない。
 
Short Row Toe
 
こちらは表目側だが……うーん、人間の目つてやつぱりすごいんだな。写真だとだいぶましに見える。
すなはちこれがましに見えるくらゐのできだ、といふことである。
 
Short Row Toe
 
こちらが裏目側。裏目側はうまくとれなかつたので手で持つたのだが、やはりぼけてしまつてゐるか。こちらはうまく編めてゐないのがぼけてゐながらもはつきりわかる。
 
本家本元ウェンディさんのくつ下を見ると、つま先も踵も実にきれいに編めてゐるのがわかるのだが……うーん、いつたいなにがまづいのだらうかのう。
ふつうに引き返し編みにした方がいいのかも。
 
写真からはよくわからないかも知れないが、実はところどころ穴があいてゐる。
編み方は、Mata Hari Socks。もとのくつ下は赤だし、こちらのくつ下も赤系だが、敢て寒色系で編むといふ挑戦者なやつがれである。
 
以前からかけ目が苦手で、どうしても穴が大きくなりすぎてしまつてこまつてゐたのだが、ここのところレースつぽい模様をよく編んだせゐか、すこしましになつてきた。それで Mata Hari Socks を編んでみたわけだ。
これもほんたうは0号あたりで編みたかつたが……ま、ダメさうだつたらほどくよ。
とほほ。
 
Mata Hari Sock in Progress