Mata Hari Socks

 
Mata Hari Socks
 
編み方: craftoholic: All about SocksMata Hari Socks
使用糸: Interlacements Tiny Toe 203 (Blues, Greens and Purples)
使用針: 1号四本針
作り目: 30目 ウェンディさんのつま先から編む靴下
完成日: 2006/05/23
つま先から編み始めた点と踵を引き返し編みにした点をのぞけば上記編み方とほり編んだ
 
これまでになくフィット感の高いくつ下になつた。
つま先から踵まではかなりきつめに編んだ。左手の指(finger、な)四本に糸をかけることできつめになるやうにした。踵を編んで以降、脚部分はそれまでよりもゆるめといふかいつもの調子で編んだ。これは小指と薬指のあひだと中指と人差し指のあひだに糸をとほす常の持ち方で対応した。
 
踵はこんな感じ。
Heel of Mata Hari Sock
 
穴の開く部分にわざとかけ目の穴を配置してゐる。そのためここだけほかに比べて穴が大きいが、まあさういふのもありかなつて。
 
そしてつま先はこんな感じ。
Toe of Mata Hari Sock
む、つま先はわかりづらいな。
 
フィット感に問題はないものの、履き口はもつときつめでもよかつたかもしれない。
といふのも、Mata Hari Socks の特徴であるかけ目で作つた穴がきれいに出ないからだ。
履き口がゆるすぎて落ちてくるといふことはないものの、このパターンでは履き口が多少しめつけるくらゐの感じでフィットしないとかけ目の穴がきれいに開かないのだつた。
これまで履き口は「きつくしない」ばかりを考へて編んでゐたので、これにはチト考へさせられた。
 
毛糸は、以前も書いたが撚りがとても強くかかつてゐる。きつく編むと編み地がチトかたくなる傾向があるが、それでもやはらかくていい感じ。
これは色のせゐだと思ふが、なんとなくローワンデニムと同じ染料のにほひがする。かなりにほひはきついが悪くないにほひではある。
ひとかせでくつ下片方が編める量で、写真を見てもらふとわかると思ふが、ロットはちがはないものの色の濃さに差がある。先に編んだ方はほどいたからかなあとも思ふが、どうやらそれが理由ではないらしい。
また染めむらもあつて、ところどころ地の糸の色が見える部分もある。
まあでもそれが味かなあ。
 
とはいへ、またこの毛糸を買ふか、と訊かれると……うーん、チト悩む。「この糸にしかないっっ」といふやうな特徴に欠けるせゐか。
 
これで履いてみていいやうならまた考へもかはるとは思ふ。
問題は、これを履くのつてきつと十月過ぎてからだよな、といふこと。
 
Mata Hari Socks はかんたんで見栄えもなかなかいいので、パターンにあふ糸を見つけたらも一度編んでみたいかも。