独逸……

 
ひとこと叫ばせてたも。
 
独逸に行きたいっっっ!
 
……失礼致しました。
 
別段W杯を見に行きたいわけぢやない。
いや、やつがれとしては前回大会でわりを食つた二選手が出るのでとても満足なのだが。
 
実は四年前、独逸はミュンヘンに行くはずだつたのだ。麦酒を飲みに。
そしてできうることなら Anchor のレース糸の一玉も持ち帰るつもりだつた。
 
家庭の事情で断念して早四年。
いつになつたら行けるかのう。
 
でも旅行に行つてしたいことつて編み物かタティングレースでも持つていつて天気のいい日に公園かなんかで編んだり結んだりすることなんだよな。あ、独逸の場合は麦酒とか葡萄酒とかあるけどさ。
だけどそれつて別に独逸に行かなくてもできるんぢやあ……
 
いやいや、深く考へてはいけない。
ニジンスキーも云つてゐる。「考へるな。感じろ」と。
♯さう、これつて多分もとはニジンスキーなんだと思ふ。
ブルース・リーはぱくつたのか、あるいはああいふ域に達した人は同じ事を考へるのか。
♯ま、どつちでもいいけどさ。
 
ここのところあちらを見てもこちらを見ても「ドイツ・独逸・Deutsch」なので、ちよつと焼け木杭に火がついた(ことばの使ひ方がまちがつてます)といつたところなのだつた。