Unstoppable

 
かつて神・マイケル・ジョーダンのことをそんな風に形容することがあつたやうな気がする。
また試合中の trash talk でジョーダンは相手の選手を「You can't stop me.」とあふることもあつたといふ。
♯え、trash talk といつたらレッジーかペイトン?
♯さうかなさうかも。
♯どちらも好き好き。
 
もとい。
 
ここのところずつとはふつてあつたLatigoを編み始めたらなんだか止まらなくてね。とりあへず後ろ身頃だけでも編み上げやう、後ろ身頃が終はつたらそのままにしておくといつまでたつてもはじめないかもしれないからとりあへず前身頃もちよこつとだけ編んでおかうなんてやつてゐたらこはいかに。
 
なかなかやめられないんだ、これが。
 
そんなわけでこんな時間になつてしまつた、と。ああ、やつぱりやめなきゃ。
 
今回、Latigoの前身頃ではひとつ挑戦してゐることがある。
それは左右の身頃を同時に編むこと、だ。
 
Latigoは前開きのヴェストなので、前身頃は右と左にわかれる。これを一緒に編んでしまはうといふのである。
編み方に従ふと、右前身頃は途中でボタン穴を開け乍ら編むので、ほんたうは左前身頃ができあがつて「このあたりにボタンをつけやう」といふのを決めてから編んだ方がいいのだが。
ざつくり計算してみて「このあたりにあければいいや」と目算して編んでゐる。た、多分大丈夫だらう。うむ。
 
しかし編み始めるとほんたうに危険。「次の段でやめやう」と思つても気がつくとその次の段に進んでゐたりするのだ。
へ、平日の夜に編めないぢやないか。平日の夜に編めないと進まないぢやないか。
 
こんなところで葛藤しやうとは。