リボンヤーンの使ひ道

 
「うわー、素敵な色の糸」と思つて買つて帰つてみたところ。
なんと、リボンヤーンである。すなはちフェットチーネの如き横幅の広い糸といふかリボンが玉になつて巻かれてゐる。
「うーん、いい色なんだけどなあ。どうしたもんだらう。ここはひとつヘアピンレース?」

などと悩んでゐるうちに目が覚めた。
♯「夢オチかよっっ」と怒る人々の顔がモニタ越しに見えた気がしたよ……。
 
しかし。
仮にリボンヤーンといふかテープヤーンみたやうな糸を手にした場合、なにを作るべきか。
悩むところである。
だつたら「買ふなよ」といふ話もあるが。
しかし、ヘアピンレースをはじめたばかりのころはさういふ糸がほしくて仕方なかつたこともあつた。
 
それにしてもなんちふ夢かの。
そんなに糸がほしいか、ヲレっっ。
♯ほしい。