波波

 
ここのところ死蔵してゐた手ぬぐひを出してきては使つてゐるのだが、やはり季節柄といふか、波をあしらつた模様の手ぬぐひから使つてしまふ。「波に千鳥」とか「青海波」とか「鯨(鯨が波間からのぞいてゐる柄)」とか。色も藍から水色みたやうな色でとてもいい。
 
今手編みのくつ下編んでも、どうせ履くのは十月過ぎてからだよな、と思ひつつも、「ひよつとしたらこれだつたら編んですぐ履けるかもっっ」といふので編み始めたのがこれ。
 
Tropicana Sock in Progress
 
パターンはこちら。オリジナルは毛100%の派手な色で編んであつて、これはこれでいいのだが。でもRegia Cottonで編んでゐる自分のもそんなに悪くないよな、とか、自画自賛。青系の縞が波打つて夏向きな感じ。
編み地もとてもやはらかい。Regia 4Plyつて編み地がかたくなりがちなんだけど(でも洗ふとウソのやうにやはらかくなるんだけど)、Cottonの編み地はなんていふのかなあ、云ふなれば「着つつ慣れにしパジャマ」みたやうな感じといふべきか。あるでせう、パジャマ地で何度も着て洗つてしてゐるうちにいい感じにくつたりしたやうな手触り。あんな感じがするのである。
すなはち、やつがれのもつとも好むタイプの布地だ。
 
これだつたら編み上がつたらすぐ履けるんぢやないかなあ。
 
踵は引き返し編みなのだが、どんな風に編むかを今考えてゐるところである。