つい編んでしまふ

　
最近忙しいといふか、忙しがつてゐるせゐで、家にゐる時になかなか編む気にならない。そもそも時間がないといふ話もある。縄編み入りのくつ下の方はぼちぼち編んではゐるが、これもゲージが細かいこともあつて（はかつてみたら9目/2.5cmだつた。その後少し手をゆるくしてみた）なかなかはかどらない。
　
そんなわけで、家にゐるとこんなものばかり編んでしまふ。
　

　
「なんとなくメキシカン」といふか、「どことなく中米」といつた色合ひ。これは縁編みの最後の端糸以外はすべて編んでゐる途中で処理した。端糸の処理が苦手なやつがれとしては万々歳の出来だ。
ドミノ編みはこの「端糸は編みくるみながら編む」ところがいい。まあ別段ドミノ編みでなくとも端糸は編みくるみ乍ら編めばいいのだらうが。そんなわけで、最近はぐるぐる輪編みをする場合、メリヤス編みがつづくやうだつたら端糸は編みくるみながら編んだりしてゐる。往復編みなら端で糸を交換すればいいが輪編みだとさうもいかないからだ。

　
しかしかうやつてならべてみるとすごい色合ひだな。使つてゐる糸が一緒だから仕方ないけど。まだもうちよつと余つてゐるので……うーん、クッションカバーでも編んでみるかなあ。今座つてゐる椅子にカヴァをかけたいのだつた。
でも毎日見るものがかういふ色合ひつてどうよ。
　

　
さうさう、これは縁編みをする前の写真。大きさとしては団扇に丁度いいやうな大きさ。
ま、団扇にしては暑苦し過ぎるがな、色合ひが。