状態のよい原毛から

 
たうたう。
ブルーフェイスライスターに手をつけた。
 
Blue Faced Leicester
 
去年の文化の日にアナンダで購入したブルーフェイスライスターのトップを、毛の長さ分だけ引き抜いて「なんちやつてローラッグ」を作つて紡いでゐる。かせになつた方は約105m/36g。これまでになく太さ・撚りともにそろつた糸になつてゐる。
あくまでもこれまでと比較して、だが。
 
太さや撚りがそろふのは原毛の状態がいいからだと思ふ。
「状態がいいつて、かういふこと?」と目から鱗が落ちるやうな心持ちで紡いでゐる。
 
とにかく紡ぎやすいことこのうへない。
 
ブルーフェイスではもうせんこれを編むと決めてゐる。だからよけいにはかどるのかもしれない。
編み方の方には、heavy worsted yarnを使ふとある。183m/100gともある。紡げてゐる糸はそれに比べて細いのではないか懸念もあるかと思ふ。それに重さも半分しか買つてゐない。
でも心配ないとみてゐる。
ショールだから「これくらゐでいいか」と途中でやめてもいいといふのもあるが、おそらく糸の太さが太めの並太に匹敵するだらうからだ。まだはかつてないけどね。
 
最初は染めるつもりだつたが。
なんだかこの黄味がかつた白い色を見てゐたら染めるのが惜しくなつた。
染めずに編むかな。