あまつた毛糸をあつめたら

 
こんな糸になるかねえ。
 
といふわけで、昨日作つた染色メリノを紡いでみた。
 
Spinning With Self-Blended Merino
 
細いので、結局色が分裂してる部分がある。もつと太く紡いだ方がいいかも。
 
今回考へたことをすこしばかり。

  1. 混色の時、強い色・濃い色は引き締め用に使ふのがいいかも
  2. 混色はカードがけの練習にいいかも

 
どちらも検証したわけではなくて感想ていどである。
1. 混色の時、強い色・濃い色は引き締めように使ふのがいいかも
今回は濃い紫を主たる色として使つた。ほかは全部淡い色。
結果は「なんとなくぼやけた感じ」の色だつた。
ほかが全部淡い色といふのもいけなかつたのかもしれないとは思ふが、まあこれは今後の課題としていろいろ試して行きたいところである。
今回は全部染色した毛を使つたが、染色してゐない毛を混ぜるのもやつてみたいな。
もちろん、自分の技量が劣つてゐるのが一番いけないんだらうとは思ふがね。
 
2. 混色はカードがけの練習にいいかも
これはまあさうだらうなあ。染色した毛はすでにカーディングなりコーミングなりをすませたものが多い。したがつて、カードがけしやすい。しかも、色を均一に混ぜることを目指すと自然に均一なカーディングができるやうになる。そんな気がする。
 
ところで、どうやらやつがれはカードがけが好きらしい。
好き、といふか、カードがけは長距離走に似てゐる気がする。
まづかける前に気合ひがゐる。今からかけるぞと、大袈裟にいへば決意をかためる必要がある。
かけはじめてしばらくは、なんとなく気が乗らない。まづrolagをひとつ作る。ふたつ作る。そろそろやめるかな、と思ふ。
ところがある時点から心持ちがまつたくことなつてくる。
あー、なんだか楽しい、この作業。
だがこの時点からまたrolagを作るのにかかる手数が減つてくる。
うーん、もつと作りたいぞ〜。まだまだかけちやふぞ〜。
どうやらエンドルフィンのやうなものが出るらしい。
 
問題は、やる気になるのが一苦労だといふところか。