同じくつ下を編む

 
すこし前から「おうちプロジェクト」といふことで編み始めてゐたくつ下が完成した。
 
Whitby
 
編み方: Whitby from _Knitting on the Road (asin:1883010918)_
使用糸: Jaeger Matchmaker DK SH782
使用針: 2号 四本棒針
作り目: Twisted German Cast-on
つま先: メリヤスはぎ
 
以前もイエーガーのマッチメイカーDKで編んだこのWhitby、前回は渋いオレンジ色だつたが、今回は青みがかつた灰色。どちらもいい感じだ。
前回編んだ時に最後残つた目に糸を通して引くといふつま先が今ひとつ気に入らなかつたので、今回は12目残してメリヤスはぎにしてみた。残り32目から毎段減らし目をしてまるつこいつま先にした。これはLog Cabin Socksのつま先の編み方で、かなり気に入つてゐる。ここのところ履き口から編む場合つま先はこれになることが多い。
 
Whitbyのなにがいいつて、やつぱりゴム編みと縄編みの組み合はせつてところかな。何度か書いてゐるが、縄編みの伸縮性のなさをゴム編みで補ふといふ点がいいんだよね。
あと、真ん中に配置された裏目の菱形模様がいい。これを編んでゐると一々数へなくても縄編みの交差する段がわかるやうになつてゐるのだ。
さらに、Whitbyは踵も好きなのだつた。すべり目とメリヤス編みのまま踵の返しに入る。これが実にいい。
 
ところで。
くつ下は通勤途中で編むんぢやなかつたの、といふ向きもあらう。
それがねえ、どうもやつがれ、四本針とか五本針が好きなんだよねえ。
くつ下を編むのが好きなのは、延々四本針(あるいは五本針)でくるくるくるくる編んでいけるから。そんな気がする。
外で四本針もしくは五本針で編むのはちよつとね。気が退けるし、取り出す時に針に糸が絡まりがちである。
 
そんなわけで、次もすでにはじめてゐたり。
 
Flame Wave Sock in Progress