くつ下も編んでゐる

 
Tidal Wave Socks
 
もちろんくつ下も編んでゐる。
今年は去年よりペースが落ちてゐて、現在のところ14足くらゐだけど、まあそんなものかなあ。紡ぎも覚えたしね。
このくつ下はRegiaのDesign LineはKaffe Fassetのうち、MirageシリーズのCaribbeanといふ色合ひ。ちよつと派手だが、ところどころに配置されたカーキ色がすこし派手さを緩和してゐる。
…………といふか、緩和してゐると思ひたい。
 
この毛糸、Regiaにしては編み地がとてもやはらかい。Regiaのくつ下毛糸は大抵編んでゐる最中は編み地がかたくごはごはした感じがする。これを一度洗ふとびつくりするほどやはらかくなるのだが、この毛糸でできる編み地には編んでゐる最中から一度洗つたあとのやうなやはらかさがある。いいぞ〜。
ほかにも数色買つたのだが、これは正解だつたかも。
まあ履いてみないとわからないかな。履いて洗つてをくりかへすとまた印象がかはつてくるかもしれない。
さういへば今日はCherry Tree Hillのくつ下毛糸で編んだゴム編みレース模様のくつ下を履いてゐるのだが、これがまたいい感じである。あたたかいの、とつても。洗ふと色落ちするかな。仕上がつたばかりではじめて履くんだよね。
 
Design LineのKaffe FassetにはMirageとLandscapeとふたつのシリーズがあつて、Mirageはこんな感じで一色の長さが短い。Landscapeはしましま模様になる。
それにしてもケイフ・ファセット、編物に戻つてきたのだねえ。もう行つたきりかと思つてゐたよ。まあROWANマガジンに作品が掲載されてはゐたけれどもね。
 
Tidal Wave Socksは元々は履き口から編む。踵はまち付きだし、両足とも同じ編み方をする。
それをつま先から編んで、踵もラップの引き返し編み、両足が鏡にうつつたやうになるやう編んでみた。
こんなに変更していいのか。
さう思はないでもない。
 
元々は、単にメリヤス編みのくつ下を編むつもりだつたから仕方ない。この毛糸を生かすには、ただのメリヤス編みのくつ下が一番だと思つたからだ。
でも、気がついたらTidal Wave Socksになつてゐた。
ま、そんなこともあるさ。