なんでこんなにかはいいのかよ


タティングシャトルを見てゐると、ときどき、「この世にこんなにかはいいものがあるだらうか」と、たまらなくなることがある。
クロバーのシャトルなんか、いいよねぇ。
結ばうと手に取つたときの感じもいいし、手のひらに握つたときの感じもいい。

思ふのだが、携帯電話の流行つた所以もそんなところにあるのではないか。
便利なのはたしかだが、それよりも手に握りしめたときの感覚。小さいやうで案外頼もしい。そして、大量生産されたものなのに、どこか非常にpersonalだ。

まあやつがれにはGR8シャトルやDavid Reed Smith作のシャトルもあつたりするのだが、いづれがあやめかきつばた。
つて表現が古くさいね。