Lady Hoare Shuttle

普段はボビンに糸を巻くシャトルを使つてゐる。理由は、
1. 糸を巻きやすい
2. 糸を解きやすい
3. 糸を痛めない
といつたところか。
 
1.にはすぐ思ひ至ると思ふ。その裏返しが2.である。
3.はなかなか思ひつかないかもしない。あるていど細くて丈夫な糸を使つてゐれば、そんなことを考へる必要はないからだ。
それでも、クロバーのシャトルの音をカチカチ云はせながら糸を巻いてゐると、気になつてくるときもある。
 
写真のシャトルは、Lady Hoare's Shuttle と呼ばれるシャトルである。年老いて目の見えなくなつた人のために考案されたシャトルだといふ。
以前から気になつてゐたもので、今日手元にやつてきた。素材はほんとは木がよかつたんだがなあ。
それはさておき。
 
使つてみた感想は、糸が巻きやすい、のは、まあ当然として、使つてゐる時に案外糸が解けてこない。ちよつと長いので、最初のうちはあたふたしたけれど、これも次第に慣れてきた。大きめのピコからなら、先端のとがつた部分で糸を拾へないこともない。
買つてはじめて気がついたが、シャトルは少し湾曲してゐる。これが解けてこない理由なのかも。
 
んー、
まあ、もう少し使ひこんでみてから、あらためて感想を書くかもしれない。