やつてみたい病

 
ここのところあまり紡いでゐない。
Tour de Fleece の終はつた後、燃え尽きてしまつたやうだ。
 
といふのは、冗談で、まあ、なんといふか、バテてゐるのだと思ふ。
ほかのことも手藝以外のこともみな進まないからだ。
 
そんな中、以前ここでも書いた top whorl spindle でナヴァホ撚りをする方法の新たな動画が公開された。
 

 
以前は単糸を紡ぐごとにナヴァホ撚りをしてゐたが、この動画では、腕の長さの単糸三回分をためておいて撚り合はせてゐる。
聲が聞きとりづらいのが難だが、まあ、見ればわかる、といふ話もある。
 
見たらやつてみたくなるのが人間の常、といふか、やつがれの常なので、早速やつてみた。
毛は鎌倉ペレンデールの染色シェットランド。
 
やつてみて……まあ、むづかしいことはない、と、思ふ。
以前の動画を見てできた向きには特に悩むこともなくできることと思はれる。
単糸を手に巻き取る時に、動画では手に巻き付けてゐるが、「butterflyにしてもいい」と云つてゐる。自分はbutterflyといふか八の字に巻き取つてやつてみた。
あと、動画では立つたまま紡いでゐるが、椅子に座つた状態でもやつてみた。これも問題なし。
 
三年ぶりに東京スピニングパーティーに行つて、サフォークを買つてきた。くつ下にするつもりなのだが、さうしたらできれば撚り合はせる糸の本数は多い方がいいよなあ、と、思ひ、ナヴァホ撚りを検討してゐたのだが、これでやつてみやうかなあ。
 
ま、休みもあと一日。そのあひだにまちつと練習してみるか。